こんにちは、新越谷駅そうごう歯科です!

マウスピース矯正は、薄くて透明なマウスピースを用いるため、矯正を周囲に気づかれにくく現在とても人気がある矯正法です。最近は技術の進歩によって多くのケースで対応可能ですが、残念ながら一部のケースにはまだ対応していません。マウスピース矯正が対応していないケースでも、ワイヤー矯正を併用すれば対応できることが多いです。

今回は、マウスピース矯正とワイヤー矯正を併用することが多いケースと併用するメリットをご紹介します。

マウスピース矯正だけでは治療が難しいパターンとは?

マウスピース矯正とワイヤー矯正を併用するのは、次に挙げる3つのパターンがメインです。3つのパターンともに、マウスピースでは歯を理想の位置に動かせず不適合になってしまっています。

不適合になると、歯は歯茎に埋まってしまいます。マウスピースは特に奥歯を引っ張り出すことを苦手とするため、リカバリーにワイヤー矯正が必要となります。ワイヤー装置は、奥歯を引っ張り出すことを得意としています。

アンカレッジロスを防ぐ

ワイヤー矯正を併用すると、奥歯が前方に傾く症状(アンカレッジロス)を防げます。マウスピースを装着すると、隙間を閉じようとする力が生まれます。アンカレッジロスは、奥歯がマウスピースの隙間を閉じようとする力に対して、耐えきれなくなった場合に起こります。
ワイヤー矯正を併用すると、奥歯を元の位置に固定できるので、前に倒れません。

奥歯がねじれを改善できる

奥歯に90度近い大きなねじれがあるときも、ワイヤー矯正を併用することで改善できます。
マウスピース矯正は、マウスピースで歯を掴んで動かします。しかし、円筒形をした奥歯はしっかり掴むことができません。そのため、空回りのような状態となり、歯をうまくねじることができません。
ワイヤー矯正で用いるブラケット装置であれば、円筒形の奥歯も掴むことができます。

掴みづらい歯が移動できるようになる

ワイヤー矯正を併用すると、掴みづらい歯の移動もスピーディーに行えます。マウスピース矯正の場合、歯をマウスピースでしっかりと掴むことが必要です。そのため、掴む面積が少ないと、歯の動きを上手くコントロールできません。マウスピースが歯に被さっているだけのような状態になってしまい、矯正装置が効果を発揮できなくなってしまいます。

ワイヤー矯正であらかじめ歯を引っ張り上げておけば、マウスピースで歯を掴む面積を増やすことができます。マウスピースは毎日20時間以上装着する必要があるため、治療期間が長引くとストレスを感じる方も増えてきます。ワイヤー矯正を併用して矯正期間を短縮できれば、ストレスの軽減に繋がります。

マウスピース矯正とワイヤー矯正を併用するメリット

マウスピース矯正の不得意なことをワイヤー矯正がリカバリーする

上記で述べたとおり、マウスピース矯正は埋もれた奥歯を引っ張りだしたり、掴める面積が少ない歯を動かしたり、90°くらいねじれている奥歯を回転させることが苦手です。しかし、ワイヤー矯正はそれを得意としているためリカバリーすることが可能です。

矯正期間を短縮できる

できる限り治療期間を短くしたい方はワイヤー矯正との併用がおすすめです。マウスピース矯正のみの治療の場合、症状によっては治療が長期間に及ぶ可能性があります。

ワイヤー治療を併用すれば、マウスピース矯正の不得意な動きをリカバリーできます。そのため、効率よく歯を動かすことが可能です。

目立ってしまうワイヤー矯正の期間を短縮できる

ワイヤー矯正で歯列を一定レベルまで整えたらマウスピース矯正に切り替えることで、目立つワイヤー矯正を行う期間を短縮できます。審美性を重視する方はワイヤー矯正に抵抗があることが多いので、併用することでストレスを軽減することができます。

マウスピース矯正とワイヤー矯正を併用する際の注意点

マウスピースとワイヤーが当たらないように調整が必要

ワイヤー装置を接着するとマウスピースが入らなくなるので、マウスピースを調整することが必要です。歯科医院でマウスピースをブラケット装置と被らないようにカットをしてから渡すケースと、患者様が自宅で毎回マウスピースをハサミで切るケースがあります。

金属アレルギーを持っている方は注意が必要

金属アレルギーを持っている方は、矯正のワイヤーでアレルギー反応が起きてしまう可能性があります。事前に歯科医師に金属アレルギーを申告して、安全な素材を選びましょう。白いワイヤーやセラミックブラケットなど新しい素材は、金属アレルギーの方でも使用可能です。

ワイヤー矯正の実績がある歯科医院を選ぶ

上記で述べたとおり、マウスピース矯正で歯が計画通りに動かず、ワイヤー矯正に切り替えることがあります。ワイヤー矯正の経験が少ない歯科医院だと上手く対応できない可能性があります。マウスピース矯正を行う場合も、ワイヤー矯正の経験が豊富な歯科医院を選びましょう。

治療費が高くなる可能性がある

マウスピース矯正とワイヤー矯正を併用する場合、治療費が追加になるかどうかは歯科医院によって違います。追加費用がかからないケースも、ワイヤー矯正の材料費が必要なケースもあり得るので、事前に歯科医院で費用負担について確認しておきましょう。

ワイヤーが目立ってしまう

マウスピース矯正を希望する方は、矯正装置が周囲に気づかれにくいことをメリットとしています。そのため、途中からワイヤー矯正を併用する場合、装置が目立ってしまうことを懸念する方が多いです。

ワイヤー矯正には、歯の裏側にワイヤーを設置する裏側矯正や、白い装置を使うなど、目立ちにくい方法もあります。

まとめ

新越谷駅そうごう歯科はマウスピース矯正にもワイヤー矯正にも豊富な経験と実績がございます。歯の矯正で気になっていることがあったら、新越谷駅そうごう歯科へ、まずはお気軽にお問い合わせください。

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