こんにちは、新越谷駅そうごう歯科です！
近年大変注目されているインプラント治療ですが、基本的に自由診療なので、近しい目的のブリッジや入れ歯と比べるとかなり高額です。もし費用を抑えて治療できるなら、インプラント治療を選択したいと思っている方は多いのではないでしょうか。今回は、インプラントが健康保険適用外の理由と、それ以外に費用を抑える方法はないかをお話ししていきます。
インプラント治療が保険適用外なのはどうして？
インプラントには美しい歯並びを手に入れる目的以外に、失った歯の機能を取り戻す目的もあります。ところが、ブリッジや入れ歯とは異なり、保険適用外の自由診療になっています。その原因は、治療にかかるコストや時間です。
ブリッジや入れ歯は、外科的な処置も多くないため、歯科治療としては比較的手軽な部類といえるでしょう。対してインプラント治療は、外科手術が前提なので、患者様の持病や健康状態を確認してから治療を行う必要があります。人工歯を埋め込む際も、切開や縫合など普通の歯科診療では行わない処置を長期に渡って行います。また上記のような専門性の高い技術を身につけた歯科医師を育成するコストも、非常に高額です。インプラント治療費には技術料も含まれているのです。
インプラントでも健康保険適用になる可能性がある？
虫歯や加齢などで歯を失った場合は、健康保険の適用外です。しかし、生まれつきあごの骨が少ない場合や、病気・事故によりあごの骨を失った場合に、インプラント治療に健康保険が適用できます。
インプラント治療は生命保険や医療保険の対象？
インプラント治療の手術は医療保険の対象になる？
インプラント治療は外科手術が必須です。そのため、医療保障（手術給付金の対象）の対象なのでは？と思われる方もいらっしゃると思います。しかし残念ながら、インプラント治療は、現在、全ての生命保険会社の医療保障で対象外です。医療保障の対象となるには、「医科診療報酬点数表」に手術料が算定されていなければいけないという決まりがあります。ところが、インプラント治療は、この医科診療報酬点数表に手術料が算定されていません。
インプラント治療は先進医療特約の対象になる？
先進医療特約とは、厚生労働大臣が認めた高度な医療技術を用いた療養に対し、その技術料と同額を給付金と受け取れる特約です。2012年の3月31日まで、先天的・後天的な疾患や理由によるインプラント治療は、先進医療として認められていました。しかし、2012年4月以降、健康保険が適用されることになり、先進医療から外れてしまいました。
インプラント治療に限らず、保険を契約した時点では先進医療であっても、実際に給付が必要な時に先進医療ではなくなっているということは起こり得るので、加入時には注意が必要です。
インプラント治療は入院給付金の支払い対象になる？
インプラント治療で入院した場合には、入院給付金の支払い対象になることもあります。しかし、この場合も、あくまでも健康保険が適用となるインプラント治療であることが前提で、さらに、生命保険の医療特約として入院保障をつけている場合に給付金が受け取れます。
インプラントは医療費控除の対象になる？
虫歯や加齢で歯を失ってしまいインプラント治療を希望する場合は、保険ではなく医療費控除の利用を検討することをおすすめします。
年末調整だけで済んでいた会社員の方には、確定申告は億劫かもしれません。しかし、手間をかけてでもインプラント治療を安くしたいのであれば、医療費控除の利用は大変おすすめの方法です。
インプラントは高額療養費制度の対象になる？
高額療養費制度は、医療費の自己負担額が高額になる場合に利用できる制度です。加入している健康組合によって支払われる金額などが異なります。利用を検討している方は、治療を開始する前に、健康保険組合に手続きや適応の有無を確認しておきましょう。
格安インプラントは絶対におすすめしない理由
インプラント治療は高額かつ保険適用外なので、SNSなどで派手に広告を行っている格安インプラントが魅力的に感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、そもそもインプラントは安くならないのに、どうしてその歯科医院は格安で治療できるのでしょうか。
未承認のインプラントが使用されている可能性がある
国の承認を受けているインプラントは一定水準以上の品質が保証されているため、費用もそれなりに高くなります。一方、極端に安い価格のインプラントは、未認可の品質の低いインプラントの可能性が考えられます。もしかしたら、大きな欠陥があるかもしれません。
歯科医師が高度な医療技術を持っていない
インプラントが極端に安い価格の場合、担当する歯科医師の経験や技術が未熟な可能性も考えられます。インプラント治療の実績が浅い未熟な歯科医師の診療実績を増やすために、敢えてインプラント治療の価格を安く設定することもあります。
トラブルが多い
マイナーなインプラントを採用していて、治療後のトラブルが多い歯科医院は、患者さんの人数を集めるために価格を不当に安く設定している場合があります。トラブルの内容は、費用に関することから、インプラント治療の失敗に至るまで様々です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。インプラント治療にかかる費用は、悩ましい問題だと思います。しかし、歯は一生付き合っていくものなので、激安のインプラント治療はおすすめしません。歯の抜けた時の治療法は様々あり、当院ではインプラントも含めて、患者様一人ひとりにあった最適な方法をご提案させていただきます。気になっていることがありましたら、新越谷駅そうごう歯科へ、まずはお気軽にお問い合わせください。
