こんにちは、新越谷駅そうごう歯科です！
マウスピース矯正は、透明で薄いマウスピースを用いた矯正方法で、お口の中の違和感が少なく目立ちにくいことから、近年大変人気があります。
今回は、マウスピース矯正矯正で歯が動く仕組みを詳しくご紹介していきます。
マウスピース矯正で歯が動く仕組みは？
マウスピース矯正はズレが歯に力を加える
マウスピース矯正は、治療前にスキャナーを用いて歯型や歯並びなどのデータを採取します。そして、シュミレーターで分析して患者様専用のマウスピースを作成します。マウスピース矯正を開発したアライン社のシミュレーターには、世界中でマウスピース矯正治療を受けた約1,300人万人のデータが集まっています。マウスピースはシミュレーション結果を元に、患者様の歯並びと少しだけズレるように設計されます。マウスピースを装着すると、歯並びとのズレが歯へ圧力をかけて、歯が動きます。
アタッチメントでさらに力を加える
マウスピース矯正では、アタッチメントという装置を歯に付けます。アタッチメントは天然の歯の色に似た歯科用プラスチックでできた突起物です。脱着時にマウスピースのくぼみにアタッチメントがぴったりとはまり込むため、マウスピースが浮くことを防げます。アタッチメントがあることで、マウスピースが十二分に効果を発揮することができるのです。
鍵を握るのは歯根膜と歯槽骨
マウスピース矯正で歯が動くかどうかの鍵は、歯根膜と歯槽骨にあります。歯根膜は歯と顎をつなぐ重要な組織です。歯槽骨は歯を支えている骨で、歯根膜を介して歯根とつながって、噛む力を受け止めています。マウスピース矯正の矯正は、力がかかった方の歯槽骨は吸収を始めて、引っ張られた方の歯槽骨は増生を始めるという特性を活かして行われます。この特性により、少しずつ押した方向に歯が動いていくという仕組みです。
マウスピースを交換しながら正しい歯並びに
マウスピース矯正のマウスピースは、歯科医師の治療計画に基づいて、歯が少しずつ動くように設計されています。およそ1~2週間毎に1回、新しいマウスピースに自分で交換しながら、少しずつ歯を理想の位置へ動かしていきます。
歯並びに変化がみられるのはいつ頃から？
軽度の症例の場合、4枚目あたりのマウスピースから歯並びに変化を感じます。多くの患者様が歯並びの変化を実感できるのは、マウスピースを14枚前後使った頃です。期間にすると、最短で約3ヵ月半程度です。マウスピースを14枚使用すると最大で3.5mmくらい歯が動くため、患者様が自分の目で見て変化を感じることができます。
変化を実感しにくい歯並びはある？
ガタガタしている歯並びの方は、1mm以上歯が動いてもあまり効果を実感できないことが多いです。歯のガタつきを治すためには、歯列全体を動かして整えていく必要があり、患者様には効果がわかりづらい奥歯から動かしていくためです。効果が実感できず不安な場合は、今はどこの歯を動かしているのか、いつ頃から変化が感じられそうなのかなど、歯科医師に相談してみましょう。
歯並びがなかなか変化しないのはどうして？
マウスピース矯正は、専用のマウスピースを1日20〜22時間装着する必要があります。それ以下しか装着していない日が多い、あるいは日によってつけたりつけなかったりしていると、十分な効果が得られません。 歯並びがなかなか変化しない方は、まずは装着時間を守れているか、振り返ってみましょう。
マウスピース矯正でどのくらい見た目が変わるの？
治療期間は、軽度～中度の歯並びで約数か月～2年程度、重度の歯並びなら約2～3年など、歯並び次第で期間は変わってきます。 ただ、マウスピース矯正は見た目の変化がわかりやすいため、治療の途中でも歯並びが変わってきたことが実感できます。
マウスピース矯正で歯が動く順番は？
遠心移動とは？
マウスピース矯正は、奥歯の遠心移動が得意な矯正方法といわれています。遠心移動は、歯を後ろに移動させて、前歯を動かすスペースを作るために行われます。マウスピース矯正のマウスピースは、歯全体を平行移動させます。歯の根まで位置を動かせるので、奥歯の位置を調整することができるのです。
遠心移動で歯の動く順番は？
マウスピース矯正で遠心移動させるときは、
一番後ろの奥歯を動かす
奥から二番目の歯を動かし、前方の歯を動かすスペースを確保する
前歯を動かします。
前歯が最後になるので、最初の方は目で見て実感できる効果は少ないかもしれません。
遠心移動することのメリットは？
遠心移動の一番のメリットは、極力抜歯をせずに矯正治療ができることです。歯並びが悪くなる原因として、顎が小さくて歯を並べるスペースが不足していることが多いです。矯正治療で抜歯が必要な場合、上下左右4本の小臼歯を抜くケースが一般的です。しかし、できれば健康な歯は残しておきたいですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。マウスピース矯正は歯を少しずつ移動させるため痛みが少なく、多くの方が14週間で効果を実感できます。奥歯から動かして、最後に前歯を動かすのが一般的です。
新越谷駅そうごう歯科では、患者様の不安を取り除く専属のカウンセラーが在籍しております。いかに良い状態が長期的にもつか、再治療を予防できるか、そして、患者さまに寄り添うことを念頭にした治療を行っております。マウスピース矯正にご興味がある方は、ぜひ当院に一度ご連絡ください。
