こんにちは、新越谷駅そうごう歯科です!

インプラントを入れても、天然の歯と同様にフロスや歯間ブラシは必要です。歯ブラシでは歯の表面の汚れを落とすことはできますが、歯と歯の間に入り込むのは難しいです。歯ブラシだけで磨いた場合、なんと約4割もの磨き残しがあるそうです。磨き残しをできる限り少なくするためにも、フロスと歯間ブラシを併用しましょう。
今回は、インブラントを入れた後もフロスや歯間ブラシが必要な理由を詳しく解説します。

フロスや歯間ブラシをしないとどうなる?

インプラントの寿命を縮めてしまう

お口の中が清潔に保たれていないと、インプラントの寿命を縮めてしまいます。もともと、インプラントの寿命は一般的に10年〜15年と、他の義歯よりも長いです。さらにしっかりメンテナンスをしていれば、20年以上使用することも可能です。しかし、お口の中が清潔に保たれていないと、インプラント歯周炎になるリスクが高まってしまいます。そして、最終的には、インプラントがグラグラしたり、脱落してしまったりします。安くない費用をかけてインプラントを入れたのであれば、できるだけ長持ちさせたいですよね。

インプラント歯周炎になってしまう

お口の中が清潔に保たれていないと、歯周病菌が増殖して、インプラント歯周炎を引き起こしてしまいます。インプラント歯周炎になると、歯槽骨が溶けてしまい、インプラントがグラグラしたり、脱落してしまったりします。溶けてしまった歯槽骨は、治療を行っても元に戻りません。インプラントを長持ちさせるためには、ブラッシングと一緒にフロスや歯間ブラシを用いて、丁寧にセルフケアをすることが大切です。さらに、プロにしかできないケアがあるので、歯科医院に定期的に通って、メンテナンスやクリーニングを受けることも重要です。

インプラント歯周炎とは?

インプラント歯周炎とは、インプラントを入れた箇所に起こる症状で、歯周病と同様に炎症が歯槽骨にまで広がった状態のことを指します。炎症は歯茎の赤み・腫れから始まりますが、初期の段階では自分では気付きにくいので見逃してしまいます。重症化すると、炎症が歯槽骨に到達し、骨が溶けてしまいます。歯槽骨が一度溶けてしまったら、元には戻りません。そして歯槽骨が溶けてしまうと、インプラントが支えられなくなって、最終的に脱落してしまいます。

インプラント歯周炎と歯周病の違い

インプラント歯周炎と歯周病は似ていると言われますが、重症化するリスクと進行速度が大きく異なります。インプラントは天然の歯よりも重症化するリスクが高く、進行はなんと3倍速いとされています。これは天然の歯に存在する歯根膜がインプラントには存在せず、人工歯と歯茎の間に隙間があって、細菌が入りやすいためです。さらに、インプラント歯周炎の場合は、治療を行っても効果がなかなか出にくいです。そういった意味で、天然の歯よりもインプラントの方が、フロスや歯間ブラシを使ったセルフケアが重要と言えるでしょう。

インプラント歯周炎の症状

・歯茎が腫れたり出血する
・歯茎から膿が出て、お口が匂う
・歯茎が下がって、インプラントが露出してしまう
・インプラントがグラグラして脱落してしまう
インプラント歯周炎は、初期の段階で自覚症状がありません。インプラント周囲炎にできる限り早く気付くためにも、歯科医師による定期的なメンテナンスがとても大切です。プロである歯科医師が確認すれば、お口の中の異変に患者様より早く気づくことができて、早く処置を行うことができます。

フロスの正しい使い方は?

フロスの種類

・ホルダータイプF字
前歯の歯垢を取り除くのに適している・扱いやすい
・ホルダータイプY字
奥歯の歯垢を取り除くのに適している・扱いやすい
・糸巻きタイプ
糸巻きタイプは、歯全体の歯垢を取り除くことができ、使い捨てで衛生的です。ただし、使い方が難しいです。慣れるまでは、ホルダータイプを使いながら練習しましょう。慣れてしまえば、一番効率よく歯垢を取り除くことができます。

タイプ別 フロスの使い方

・ホルダータイプ
ホルダータイプは、ゆっくりと横に動かしながら、歯と歯の間に入れます。歯ぐきの奥まで入れ込んだら、横に動かしながら取り出しましょう。

・糸巻きタイプ
糸巻きタイプは約40cmの長さで切って、左右の中指に2〜3回巻き付けます。そして横に動かしながら歯と歯の間に入れ込みます。上下に動かして、歯垢を落としましょう。力任せに挿入しないように気をつけましょう。

フロスをうまく外せない場合は、歯と歯の間に歯石や虫歯があるかもしれません。詰め物が合っていない可能性もあるので、歯科医院で相談しましょう。

歯科クリニックでのメンテナンスも欠かせない

日頃セルフケアをきちんとしていたとしても、歯科医師の指示通りのペースで、歯科医院でメンテナンスを受けましょう。しっかりセルフケアできているかチェックもできますし、虫歯や歯周病の早期発見もすることができます。また、セルフケアでは取れない歯石や取りきれない歯垢も取り除けるので、お口の中を清潔に保つことができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
インプラント治療後も、ブラッシングはもちろん、フロスや歯間ブラシを併用をしてお口の中を清潔に保りましょう。そして、歯科医院でメンテナンスも定期的に受けましょう。フロスは慣れないと扱いづらいアイテムではありますが、歯垢をしっかりと取り除くことができます。フロスも歯間ブラシも少し大きめのドラッグストアであれば購入できます。ネット通販であれば、種類が豊富に取り揃えられています。口腔内が清潔に保たれていないと、インプラント歯周炎になって、最終的にはインプラントが脱落してしまいます。インプラントを長持ちさせるためには、セルフケアと歯科医院でのケアの両方が不可欠です。

当院では、インプラント治療を行っております。また、インプラント以外の施術についても経験豊富な歯科医師が、患者様に最適なご提案をさせていただきます。お口の中や歯についてお困りごとがある方は、ぜひ当院へご相談ください。

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