こんにちは、新越谷駅そうごう歯科です!
街や駅の構内で、大きな「インプラント」の宣伝広告看板を見かけます。「インプラント」といえば歯科のインプラントのことを思い浮かべる人が大半なのではないでしょうか。とはいえ、実際どういうことをするのか、内容はまだまだ知られていません。そこで今回は、インプラントはどんなものなのか、基本的なことを質問形式でご紹介していきます。
インプラントについてのよくある質問
Q 1インプラント治療とはどのような治療?
A虫歯や歯周病、外傷などで歯を失うことがあります。何らかの原因で歯を失った部位の顎の骨にインプラントを埋入し、そのインプラントに義歯を付ける治療方法をインプラント治療と呼びます。インプラント治療は1本だけ歯がないケースから全部の歯がないケースまで、適用することができます。
Q 2インプラントの材料は?
A主にチタンあるいはチタン合金が使われています。理由は、咬合力に耐えられる強度があり、生体親和性が高く、骨と結合することからです。
Q 3インプラント治療の利点は?
A義歯をしっかりと固定できるところです。インプラント治療では、隣接する歯を削ったり、隣接する歯に義歯を安定させるための装置を付けることはしません。他の歯に負担をかけずに治療をすることができます。
Q 4インプラント治療の欠点は?
Aインプラントを埋入するためには、必ず外科手術が必要です。そのため、全身状態が良くない場合には適用が難しいです。また、治療期間が長期間であること、治療費が高額であることも欠点として挙げられます。
Q5インプラント治療は誰でも受けられる?
A高血圧症・心臓疾患等の循環器系疾患、喘息等の呼吸器系疾患、糖尿病や骨粗鬆症等の疾患、腎臓や肝臓の機能障害がある方は注意が必要です。また、服用している薬によっては、インプラント治療が難しい場合があります。
インプラントを埋入する部分に充分な骨が存在しない場合、インプラント治療を行うことが困難です。 事前に骨を造るための手術を行う可能性があります。
歯周病の方や喫煙者の方は、治療後のインプラントの寿命が短くなってしまいます。歯周病の方は、インプラント治療の前に歯周病の治療を優先して行います。喫煙されている方は、減煙あるいは禁煙してから、インプラント治療を行う方が良いでしょう。
Q6インプラント治療の費用は?
A通常のインプラント治療には健康保険が適用できません。全額自己負担のため、治療費は高額になります。
Q8インプラント治療の前にCTを撮るのはどうして?
ACTを撮影することで、上あご、下あごの骨の構造、骨の内部にある神経や血管、さらにインプラントを埋入する予定箇所の周囲の状況を確認することができます。全ての症例にCT撮影が必須というわけではありませんが、顎の3次元的な解析をすることで、より安全で確実にインプラントを埋入することができます。
Q9インプラント治療は痛くない?
Aインプラントの埋入手術の時には、歯を抜いたり歯を削ったりする時に使う局所麻酔を用います。手術が苦手な方は、麻酔医がいる歯科医院であれば、静脈内鎮静法を用いることもできます。 したがって、手術中の痛みを恐れることはありません。手術後には鎮痛薬が処方されます。指示された通りに飲みましょう。それでも痛みがしばらく治らないようであれば歯科医院へ相談しましょう。
Q10インプラント治療後の腫れはありますか?
Aインプラント埋入手術後、インプラント部が腫れることがあります。個人差はありますが、徐々に腫れは引いていきます。 また手術部位に内出血が起きて顔の一部が紫色になることもあります。こちらも徐々に引いていくので心配はいりませんが、歯科医院へ相談しましょう。
Q11インプラント治療後の注意点を教えてください。
A埋入されたインプラントは骨としっかりと結合します。しかし、天然の歯と比較すると、粘膜との結合が弱いです。そのため、感染し易いという欠点があります。治療後の良好な状態を長期維持するためには、日頃の丁寧なオーラルケアと定期的な歯科医師によるメンテナンスを欠かさないようにしましょう。
Q 12インプラント治療後に定期的に来院するよう指示されました。その理由について教えてください。
A治療後の良好な状態を維持していくには、歯科医師による定期的なメンテナンスがとても大切です。インプラント治療後に起きる問題を未然に防止したり、問題が起きても早期に発見と治療を行うために、メンテナンスは怠らないようにしましょう。
Q13インプラント治療終了後に起きる可能性のある問題について教えてください。
Aインプラント周囲粘膜炎あるいはインプラント周囲炎と呼ばれるインプラント周囲の感染が起きる可能性があります。インプラント周囲粘膜炎はインプラント周囲の粘膜の病気で、インプラント周囲炎はインプラント周囲の骨の吸収を伴う病気です。 インプラント周囲炎が悪化すると、最終的にインプラントが抜けてしまいます。
これらの病気を予防するためには、患者さん自身の日頃のオーラルケアがとても重要です。もしお口の中に何か変わったことがあったら、治療を受けた歯科医院へすぐに連絡して診てもらうことが必要です。
Q14インプラント治療を受けたら、MRIの画像診断への影響はある?
Aチタンあるいはチタン合金のインプラントを用いたインプラント治療の場合は、影響はありません。しかし、インプラントの上部に磁石が付いた構造物が装着している場合は、MRIの画像が乱れることがあります。検査前に医師に申告しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。インプラントは、天然の歯と同じように咀嚼できる素晴らしい治療法です。そして、インプラントは入れている限りずっと、丁寧なセルフケアと定期的な歯科医院でのメンテナンスが必要です。
当院では、インプラント治療を行っております。また、インプラント以外、虫歯や歯周病などについても経験豊富な歯科医師が、総合的に判断して、患者様に最適なご提案をさせていただきます。お口の中や歯についてお困りごとがある方は、ぜひ当院へご相談ください。